コペンでコテン!


久しぶりの書き込みです。お待たせいたしました!


vengavaleはしばらく日本に戻っておりましたが、またスペインに帰ってまいりました。しかし、今回はマドリッドまで2日掛かってしまったのです。


vengavaleの利用したスカンジナビア航空(SK)が、遅延のため、経由地コペンハーゲンマドリッド行き最終便に間に合わず、コペンで足止めをくらったのでした。こんなことは、長い飛行機生活の中でも初めての経験。ちょっとドキドキして、指示通りトランスファーセンターへ向かう。トランスファーセンターは、パスポートコントロールの後にあったので、一応乗り換え客として手続きを行う。


トランスファーセンターは、SKの遅延で変更手続きをする客がごった返し。この国は、日本と同じく番号札をとり、待つシステム。でも、日本と違うのは、番号札の機械がカウンターの反対側にあるので、どうしても知らない人は、カウンターにまず行ってしまう。(Vengavaleもそうしてしまった)。すると、「番号札取ってね」とたしなめられる。何人かはそういわれていた。だったらカウンターのそばに置け!!とトランジットセンターの中心で叫びたかったが、我慢我慢。


SKのマドリッド行きは、朝に振りかえられたが、vengavaleは午後でないとピックアップしてくれる人が来ないので、「午後便にしてください」と交渉。色々電話をしてくれたスタッフのおばさんは、こわもてだったけど、結構親切。「大丈夫だって」と微笑み、午後便にしてくれた。


その後、荷物を取り出すラゲージセンターで、今度はアライバルオフィスという、到着オフィスで遅延のためのホテルクーポンをもらいに行く。ここもまた番号札制。ここはあまり混んでいない。多くの客が、最終便へ振り替えられたため。マドリッド行きは、もう出ちゃったので、ここに来るのは、マドリッドかフランクフルト行きを逃した人たち。


SKはホテル代、ホテルまでのタクシー代(往復)、夕食、朝食代、電話代(3分)を出してくれた。おお、これはラッキーとほくそえむ。(いや、あっちが遅れたのだから、当然だけど)。で、アメニティグッズとTシャツもくれるという。しかし、である。この国際便11時間フライトでかいた汗くさい洋服と下着を明日も着ろ、と?そう、下着や服は出してくれないのだ。


それは嫌だなあと、vengavaleはここでも強気に交渉。明日の便に回されるはずだったスーツケースを出してもらった。SKはそういうところは、ちゃんとしている。人によっては、スーツケースだけ先に行っちゃったり、他の行き先に運ばれちゃったり、とヨーロッパではよくある間違いがあるのだが、SKはきちんとスーツケースを出してくれた。


そして、ぐだぐだに疲れた身体で、いざタクシー乗り場へ。ご存知のとおり、コペンデンマークだが、車で数分行けばもうスウェーデンに入れる。タクシーは「デンマーク行き」「スウェーデン行き」と別れている。ちなみにSKはスウェーデンの航空会社だ。


タクシーで15分くらいのところに、SKホテルがある。まったく予定外の宿泊。レセプションの人にも情報が行っているはずだが、「飛行機に乗り遅れたの?」などと聞かれる。「ちがうもん。東京からの便が遅れたから、マドリッド行きに乗りそびれたんだもん」(注:英語)と説明し、「ああ、よくあるよね、そういうケース」などと言われつつ、与えられたシングルルームへ行く。(ポーターも何もないホテル。きっと3星くらいかな)


で、もう時差ぼけもあり、どっと疲れて、寝入る。本当に死んだように寝てしまった。6時くらいにホテルに着いたのだが、起きたらもう10時半。一応もらった夕食クーポンがあったので、レストランに食べに行く。もらった金額は220デンマーククローネ(DKK)。物価もなにもわからないが、それを見せたらバイキングのビュッフェに案内される。サラダやローストビーフ、デザートなどがあった。しかし、vengavaleは食欲がなかったので、肉はパス。かろうじて、サーモンのサラダと野菜を食べ、デザートも少しつまんで終わる。


コペンの一日目はそうして終わった。