2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

 折田先生

獣医であり、考古学者でもある、折田G先生が、英語もアラビア語も話せなかった頃、シリアに来たことがあった。言葉ができないから、周りから総スカン。でも、幸運は突然やってきた。 ある偉い秘密警察のトップ(?)の馬が、お産の難産で苦しんでいたそうだ…

 金釘流

外国にいて、日本語に目覚めることがある。それは、慣れない環境が異化作用して、普段当たり前に感じて不可視になっているものが、可視化する、意識化するという現象だ。失くしてみて、初めてそのモノの価値に気付くっていうのも、ソレに似ている。 今回は、…

 英国 イングランドのへそ

イングランド中部はまさしくミッドランド(Mid-land)と呼ばれます。vengavaleが今滞在しているのは、バーミンガムや、シェイクスピアの生誕地ストラトフォード・アポン・エイボンからも近い、レーミントンという街です。 ここは、ほんの小さな町ですが、英国…

 英国 柊(ひいらぎ)の実がなるとき

クリスマスケーキでよく飾りに使われる、ぎざぎざの緑の葉に、赤くて小さい丸い実。柊(ひいらぎ)です。 英国では、まさしくクリスマスの近づく冬に、この実がつきます。(写真参照) まだ10月でも、もう冬の気配。このごろは、すっかり真冬の寒さです。街中…

 英国ケーキ エクルズ

英国ケーキというと、生クリームやクロッティドクリームのかかったものを、想像する方も多いだろう。でも、英国のメインは、焼きケーキが多いのだ。 vengavaleが出会ったのは、「エクルズケーキ」(Eccles cake)。イングランド北西にある、Greater Manchester…

 英国 笑いの週 Laugh Week

きぐるみを着た人たちが、集団で歩いているのをこのごろ良く見かける。なんでだろう? と思ったら、英国では、今週は「笑いの週」(Laugh Week)ということなのだ。 何をするかというと、とにかく笑わせること。日本で言えば、どっきりTV(?) みたいなもん…

 海外で読まれる日本の漫画

日本の漫画は、いまや何ヶ国語にも翻訳されて、大人気である。 英国のある州(country)の公共図書館では、日本の漫画が「第3の文学」(the Alternative Literature)として、置いてある。 しかも、昔のイメージから考えて、海外にありそうなドラえもんや、ドラ…

 ゼブラボールペンの名付け親

ゼブラポールペン。http://www.zebra.co.jp/indexf.html でも、なんで「ゼブラ」(しまうま)なんだろう? そもそもボールペンは、名前の通り、ball-pointつまり、ペン先のボールがうまく機能しないと、書き味が悪い。世界レベルだと、日本のボールペンほど…

 特高

話にはきいたことがある。でも、実際その時代に生きていた人の実体験は、説得力が違う。 特高。大正から昭和初期の、特別高等警察。当時、外国の文学の翻訳「翻訳モノ」は、読むのを禁止されていた。でも、人々は裏でそっと回し読みをしていたらしい。特に人…

 螺鈿

螺鈿というのをご存知だろうか?そもそも、漢字で書かれたら、読めない!これは「らでん」と読むらしい。しかし、「らでん」と言われても、ピンとこない。 螺鈿というのは、貝殻を木に埋め込んで仕上げる、家具や小物のことらしい。昔は、漆を上からキレイに…

 英国戦没者慰霊記念日

11月11日は、英国の戦没者慰霊の記念日でした。 War Memorial Dayとか、ただMemorialとか呼んでいます。 11日には、テレビでエリザベス女王もスピーチしているところが、放映されました。 vengavaleが今滞在している英国中部では、12日に記念のセレモニーが…

 ペルー人移民たちのお祭

もうずいぶん前のことになるが、10月29日のマドリッドでは、ペルー人移民たちによるパレードが行われた。 シスターたちが、ろうそくをもって先導。花を飾った山車に、磔(はりつけ)にされたキリストを描いた絵が飾られている。それを男達がひっぱって、町を…

 戦前の日本 一銭もある

昨日の「占領下の日本」につづき、今日も彼女のコレクションから一品。 「そんな金、一銭もない」 なんて、修飾される、「一銭」。vengavaleはいままで、言葉上では知っていても、実物を見たことがなかった。それが、外国で見られるなんて、思ってもみなかっ…

 占領下の日本 Occupied Japan

えっ?日本が植民地だった?? って、知らない人いますね。正確に言うと、「植民地」でなく「占領」されて、これからどうしようかねえとアメリカの手の中にあったころのお話です。 vengavaleは、ひょんなことから、とても素敵なおばあさんに出会いました。彼…

 11月1日は諸聖人の日

カソリックの国のカレンダーには、毎日誰かの聖人の日になっている。日本で有名なのは、2月14日の聖バレンタインの日。バレンタインデーだ。 だから、カソリックの人たちは、自分の誕生日の聖人を、守護人として大事にするのだ。 でも1日だけ、特別な日があ…

 コンスエグラ4−ラマンチャ料理

お蔭様で、このブログも1万ヒットを超えました!長期に渡る中断にもかかわらず、VAMOS!海外小ネタ集を読んでくださっている、みなさま。本当にありがとうございます。その一万ヒットを記念(?)しまして、vegavaleいちおしの本、音楽、映画、グッズなどを紹…