海外で読まれる日本の漫画


日本の漫画は、いまや何ヶ国語にも翻訳されて、大人気である。


英国のある州(country)の公共図書館では、日本の漫画が「第3の文学」(the Alternative Literature)として、置いてある。


しかも、昔のイメージから考えて、海外にありそうなドラえもんや、ドラゴンボールはまったくなく、「カウボーイビバップ」、「フルーツバスケット」、「MARS」など、ちょっと古いが、まだいまでも人気の漫画が置いてある。


一番びっくりしたのは、BL(Boy's Love)ものがおいてあること。日本ではもうあまり使われなくなったが、つまり「やおい」漫画だ。


やおい」漫画、BL漫画というのは、女性読者をターゲットとして想定している、男同士のラブロマンス漫画だ。作者も女性が多いが、男性のペンネームを使っている人もいる。vengavaleがこの公共図書館で見つけたのは、立野真琴さんが描いた、海外でも大人気のBL漫画「Yellow」である。


http://www.amazon.co.uk/Yellow-Yaoi-v-Makoto-Tateno/dp/1569709513
↑これは英語版。

ヘテロ(異性愛)のタキとゲイ(同性愛)のゴウという若者がおりなす、アクション、ラブストーリー。麻薬の横取り家業をする二人は、性嗜好が違うものの、息のあった相棒だ。でも、ゴウのタキへの愛は平行線。純情なゴウを、タキも密かに愛していたが。。。。


全部で4巻あるのに、公共図書館では、なぜか2巻だけしか置いてません。ここだけかと思って、州全体の図書館カタログを見ても、3館置いてあるのですが、3館とも、2巻目のみしかありませんでした。


それにしても、この漫画、英国では12ポンド強(2500円くらい)します。まるで、ハードカバーの本並です。一応18禁ですが、よっぽど好きでないと、買えない値段です。それが、公共図書館にあるんですから、英国もかなり寛大な国のようです。


[vengavale 今日のいちおし] (漫画資料)現代漫画博物館
現代漫画博物館

日本の漫画の歴史がここに!