螺鈿

 螺鈿というのをご存知だろうか?そもそも、漢字で書かれたら、読めない!これは「らでん」と読むらしい。しかし、「らでん」と言われても、ピンとこない。


 螺鈿というのは、貝殻を木に埋め込んで仕上げる、家具や小物のことらしい。昔は、漆を上からキレイに仕上げて、相当高級なものとして、重宝されていたという。


 vengavaleのお世話になっているおうちにも、螺鈿の大きな家具がある。上がふたになっていて、横1m、縦50cm、幅50cmくらいの長方形の家具である。洋服をしまったり、ものをしまったり、何でも入る魔法の箱だ。


 この螺鈿を、大家さんはベイルートから持ってきたらしい。かなりのいいものだと思う。装飾が見事なので、置いておくだけでも、絵になる。こういう家具が彼女の家にはたくさんある。100年以上経った木に見事な葉が彫られたテーブルや、一枚樫の木のテーブル、りっぱな食器棚など、中東戦争レバノンにいた大家さんが、停戦後、2003年に英国入りするとき、持って来たのだそうだ。


 大家さん(つゆさん)の息子さんがあまり古い家具に興味がなく、捨ててしまったアンティーク家具もあったらしい。なんとも、もったいないことである。。。。
(これから、大家さんの昔語りは、「つゆのひと声」シリーズとして、掲載します)


[vengavale 今日のいちおし]  (映画)「ナイトメア・ビフォー・クリスマス
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最近見直して、またまた良さを見出してしまった。ティム・バートンが監督でなく、プロデューサだったのが、意外だった。クレイアニメの傑作。