英国戦没者慰霊記念日

memorial


11月11日は、英国の戦没者慰霊の記念日でした。 War Memorial Dayとか、ただMemorialとか呼んでいます。
11日には、テレビでエリザベス女王もスピーチしているところが、放映されました。


vengavaleが今滞在している英国中部では、12日に記念のセレモニーがありました。街のタウンホールのとなりに、兵士がうなだれている彫刻があるのですが、それが戦没者の慰霊碑らしく、セレモニーはその前で行われました。


碑を10人くらいの男性(多分退役軍人か戦傷者)が囲み、その前には、関係者がコスチュームガウンを着て、一列に並んでいます。その後ろには、少年少女の軍隊教練者なのか、2組が並んでいました。


セレモニーは、主教の「あなた達のことは忘れません」「神の恵みを〜」というスピーチがあり、市長が短いスピーチをして、その後黙祷。少年少女合唱団のコーラスがあり、碑を囲んでいた男達に、主教が一人一人旗を手渡して、退場となりました。(写真参照)


旗は、いろいろな地区をあらわしているらしく、イギリス、イングランドスコットランド、それから地元の自治体の旗(?)などいろいろありました。戦争遺族もいるらしく、よぼよぼのおばあさんも参列していました。


ああ、この人たちと、日本は戦争したんだな〜。とvengavaleは感慨深く思います。回りは、東洋人は皆無。vengavaleがいることを、周りのひとは気になったかもしれません。(でも英国の若者もあまりいなかった。やっぱり世界のどこでも、若者は戦争慰霊などには、興味なし)。


欧州にいると、戦争が身近なので、日本のセレモニーとはまた格別にリアリティがあります。それでも、退役軍人たちは、胸にたくさん勲章をつけて、参加していたので、戦争も彼らにとっては名誉ある行為だったのでしょうね。


ちなみに、この日は、胸に赤い花「ポピー」をつけます。募金をして、遺族や慰霊のための行事に当てるそうです。「赤い羽根」ならぬ、「赤い花」募金です。

[vengavale 今日のいちおし] (映画)「キノの旅
劇場版 キノの旅 何かをするために-life goes on.- [DVD]

少年(実は少女)キノが、「モトラド」というしゃべるバイク「エルメス」に乗って、旅する物語。人間の業、罪と罰、不条理に出会いながらも、キノは次の国をめざす。旅人は旅をしなくなったら、旅人じゃなくなるから。。。とにかく、詩的で、淡々とした展開が、とてもいい。