スペイン サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサダ 中世マーケット2

メルカード



一歩入ると、教会の前には、パラドールが立ち、広場の周りには中世の格好をした人たちが、ありとあらゆる屋台を出しています。豆類?を売っている店の前で写真を撮ったら、ピースをしてくれました。(写真参照)。スペインでも、日本でも、写真を撮るときのピースマークは共通のようです。


この日は、教会の中には入れませんでしたが、この教会、実は大変有名だったりします。何で有名かというと、ニワトリなのです。


実は、この教会には二匹の生きたニワトリが飼われているそう。この街の名、サント・ドミンゴ=聖ドミンゴは11世紀に、巡礼者のために道や橋を作ってくれたありがたい聖人だったらしい。その聖人に守られているこの街で、昔無実の罪で縛り首になった巡礼者がいたそうだ。でも、縛り首になっても、ずっと巡礼者は生きていて、「聖ドミンゴさまが、守って下さるのだ。自分は無実なんだ」と判事に訴えた。判事は、その巡礼者が生きているなら、この丸焼きのチキンも生きているよ、と冗談を言ったつもりが、お皿の上のチキンが歩き出したそうだ。


で、奇跡のニワトリとして、この聖ドミンゴの遺骨のある大聖堂に、今でも鶏を飼っているというわけ。


vengavaleは残念ながら、時間外に行ったので入れなかったが、そういった有名な奇跡のお話がある街で、こんな中世のマーケットというお祭りにめぐり合えたことに、やはり聖ドミンゴさまに感謝していたのである。


ちょっと面白いので、中世マーケットネタは、しばらく続けます。でも、明日はクリスマス。閑話休題、ちょっとクリスマスの風景もお伝えしましょう。