スペイン サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ ミニコンサートをひとり占め

コンサート



中世マーケットを歩いて、つまみ食いをしながらとろとろと歩いていたら、ずいぶん身体が冷たくなってしまいました。隣接するパラドールのカフェでお茶しようと思ったら、満杯。みんな考えることは一緒です。


仕方ないので、マーケットに通じる道を逆方向へ歩き、カフェを見つけることにしました。すると、行きがけに見たおいしそうなパン屋さんがあり、中を覗くと、4つテーブルがあります。もしかしたら、中で食べられるのかなと思い、入ってみました。


思った通り、小さなカフェになっていて、パンを買ってここで食べる(para comer)というと、お皿に乗せてくれました。vengavaleたちは、帆立貝の形のパイとアーモンドのお菓子とミルク入り珈琲(cafe con leche)を注文、店の奥のテーブルに座りました。


ほっと一息つくと、前のテーブルに座っていた、民族衣装を着て、マンドリンのような楽器を持ったおにいさんたちが、食べ終わって出るようです。すると、お店のオーナーらしきおばさんが、彼らに何やら言っています。どうやら、御代はいいから、一曲歌ってくれ、と言っているようです。


おにいさんたちは、「ありがとう!もちろん!」と言って、立ち上がり、ミニコンサートが始まりました。ちょうどおばさんが私達のテーブルのほうから見ていたので、予期せずventgavaleのテーブルは,アリーナ席に。そして、演奏してくれた様子が、この写真です。


歌の内容はよくわかりませんでしたが、民族音楽のようで、とてもキレイな歌声と演奏でした。このお祭りのイベントに来たようで、出番までここで休んでいたみたいです。


「ブラボー!グラシアス!(すばらしい!ありがとう!)」というと、おにいさんたち、vengavaleたちにも「グラシアス!」と笑って、去っていきました。特等のミニコンサートに出会い、すっかり身体も心も温まったvengavaleなのでありました。