民族大移動−セマナ・サンタが始まるぅ 今年は4月13日〜16日


キリスト教というと、日本では当然12月25日のクリスマス。ツリーを飾り、ケーキを食べて、プレゼントを交換する。特に日本では、子供達と恋人たちの、一大イベントである。


けれども、イエスさまが生まれた(実は聖書には誕生日は記されていないのだが)日よりも、殺された後生き返った日のほうが、重要なのだ。それが、「イースター」(復活祭)だ。


今年2006年のイースターは、4月16日。キリスト教圏では、日本のお盆のように、みんな実家に帰って家族と過ごしたり、このお休みを利用して、旅行にでたりする。ここスペインでは、「セマナ・サンタ(聖週間)」と呼び、各地でパレードが行われる。カソリックでは、子供のイエスよりも母親のマリアのほうが重要なので、山車のマリアが大人気だ。そう、山車を出すのだ。そして、その山車を取り囲むように、KKKのようないでたちの三角帽子を被った、黒服の集団がろうそくをもってパレードする。


以前もここで書いたが、子供達もろうそくならぬ、アメをもって、道行くひとに渡したりする。クリスマスよりも、ずっと派手に祝うので、旅行者としてくるなら、クリスマスよりもイースターのほうが楽しめると思う。


ろうそくは、たらしたものを集めて、丸いボールにする。縁起がいいのだろうな。


セマナ・サンタに向けて、スペインでは14日の金曜日からお休み(英国も)。グッドフライデーだ。13日は、会社も半ドンならぬ、2時頃終わり、みな家路を急ぐ。民族大移動の始まりだあ。