スターウォーズのヘルメット

バルセロナねたが続きます。今日は、カサ・ミラ（ミラ邸）。ここもガウディの設計です。

圧巻なのは、岩を削って建物を組み立てていること。それに、窓のところにある金属の飾り。一本一本、作り上げた傑作です。

でも、そんな壁や窓ばかりに気を取られていてはいけません。注目は、屋根の上。ずばり、煙突です。

カサ・ミラは、入場料（大人8ユーロ）を払えば中に入れます。ここは、まあ建築の好きな人なら必見でしょう。ガウディの設計図や、設計コンセプトの展示、写真なども見られます。そして、なんといっても、屋上に出られるのです。

で、煙突です。これを見て、何かを思い出しませんか？（写真に注目）

そう、スターウォーズの兵士たちのヘルメット。実は、カサ・ミラのこの煙突を見たジョージ・ルーカスが、これにヒントを得て、あのヘルメットを考えたらしいのです。

煙突は、さまざまな表情の人間が表現されています。でも、なぜか皆口がありません。当時いろいろな批判を浴びたガウディが、「もう私には話すことは何もありません」と、対抗する意味で口を作らなかったそうです。

日光の「みざる、きかざる、いわざる」のサルたちもびっくりです。