VOLVER 

久しぶりに映画の話題です。


ペドロ・アルモドーヴァル監督の最新作「Volver」。主演は、ペネロペ・クルスです。


トム・クルーズと別れた女優は、成功する」


と密かに思っていましたが、これもまた証明されました。ペネロペの演技は、だんだんとよく、渋くなっていきます。舞台はマドリッド。空港で掃除婦として働くライムンダ(クルス)には、失業中でサッカーとビールで日々を過ごす夫と10代の娘の3人暮らし。夫は働き口を見つけもせず、ただ飲んだくれて、あげくの果てに娘に手をだそうとする。


娘は襲われそうになって、とっさに父を刺す。それから、平凡な主婦、ライムンダの生活は一変する。一方、その同じ時に、姉ソレから、おばが亡くなったという知らせが入り。。。。


これ以上は見てのお楽しみ。アルモドーヴァル作品にはお馴染みカルメン・マウラも、渋い演技を見せています。映像とプロットには、題名VOLVER(帰る、戻る)の比喩が沢山入っていて、面白く仕上がっています。マドリッドの今を見るのにも、いい作品でしょう。おすすめです。