スペイン サン・ミラン・デ・ラ・コゴージャ ジュソ修道院ースペイン語発祥の地

カスティージャ



カラオラを後にし、車で西へ1時間。サン・ミラン・デ・ラ・コゴージャ(San Millan de la Cogolla)にやってきました。ここは、カスティージャ語(今のスペイン語の元)の発祥の地だと言われています。


ここで有名なのは、何と言っても修道院(モナステリオ)。Yuso(ジュソ)とSuso(スソ)という二つの修道院があります。vengavaleは、Yusoの方へ行ってみました。着いてみると、もう駐車場はほぼ満車。でも、幸いすぐ出る車があり、出入り口のまん前に停めることに成功。


入場料3、5ユーロ。団体で一人のガイドがついて、修道院を案内するようになっています。(ただしスペイン語のみ)。20人くらい集まると、移動が始まります。これは結構効率的かも、と思います。


そして、最初に案内されたのが、修道院の地下の入り口にある、古〜い本。これぞ、カスティージャ語の最も古い言葉ということです。もちろん、最初は、聖書をみなに広めるために、ラテン語を翻訳したものみたいです。カスティージャ語のとなりには、バスク語も書かれています。


今、私達がスペイン語といわれているものは、実はこの地方の言葉なのです。バルセロナへ行けば、カタラン語、バスクへ行けば、バスク語ガリシアへ行けば、ガリシア語、カナリア諸島へ行けば、また違う言葉があるわけで・・・。スペインが、違う国、違う民族からできた国ということを実感します。


ジュソ修道院は、宝物の宝庫。しばらく、修道院ツアーにお付き合い下さい。