スペイン ジュソ修道院2−太陽が差し込む礼拝堂

そる



スペイン語の起源の説明が終わると、ガイドさんは、奥の礼拝堂へと案内してくれます。向かって左方向に、十字架とマリア様が、右の方向には、歌を歌うための席が並んでいます。真ん中は、信者の座る座席となっています。


天井が高く、吸い込まれるようなつくりですが、興味深いのは、右の奥高く設置されている、丸いステンドグラス風窓です。その前には、十字架の装飾と丸くくりぬかれた薄い壁があります。(写真参照)


これは何かというと、太陽が窓から入って来たとき、その日差しが十字架を照らし、少し太陽が傾くと、丸い空間から、中を照らすようにデザインされているそうです。この窓は、このガイドツアーの出入り口のところから見える、大きな扉のある側面についているので、中を見てから、帰りに外からこの窓をみると、うまく考えてデザインされていたことがわかります。


昔は、電気もなく、ロウソクの薄暗い中で、祈りや聖書を読んでいたのでしょうから、太陽の光はありがたかったのでしょうね。ましてや、十字架を照らして映る影などを見てしまったら、神々しく感じられたと思います。


さて、いよいよ修道院の本堂の中へと進みます。