スペイン ジュソ修道院3−お櫃

ひつ



キリスト教信者にとって、聖人の遺体の一部や、遺品などは、神と同じくらいありがたく崇めるものだという。その細かなものを閉まっておくのが、お櫃である。


お櫃は、ロマネスクの影響を多く受けているらしく、修道院の中の宝物殿のような資料室には、いくつものお櫃が、ガラスケースの中に陳列されていた。(写真参照)


大体18世紀前後に作られたものがおおいが、注目すべきは、側面に彫られた彫刻だ。やはり聖書の物語の一部を再現してあるものが多いが、一枚たりとも同じものはない。キレイな石もはめ込まれ、宝箱として使ってもいいくらいのお櫃である。


修道院内は、入り口のスペイン語起源の本、礼拝堂に続き、資料館3つと大広間に案内される。資料館3つのうち二つのメインがお櫃なので、いろいろなお櫃を見ることができる。


明日は、大広間のお話をひとつ。