スペイン ジュソ修道院4−グレゴリオ聖歌の楽譜

グレゴリオ



お櫃をたくさん見た後は、小さな暗い部屋に通された。ここは、万博のパビリオンよろしく、全面に次々と点灯していくパネルが張ってあり、ここの歴史とグレゴリオ聖歌の楽譜の歴史が、テープ音声で説明される。(スペイン語


ガイドさんはここで一息つけるのだが、なんだか、修道院にこんなモダンな装置があっていいのか、と笑ってしまった。ともあれ、「グレゴリオ聖歌の楽譜」とは何か?


グレゴリオ聖歌」とは、ローマ・カソリック教のいわば聖書を歌うもので、グレゴリオ1世が8,9世紀頃作ったとされるものだ。その楽譜が、スペインでは4箇所に保管されているという。マドリッドの古書資料館、マドリッドから1時間ほど車で行ったところにある、エル・エス・コリアル、そして、もう一つは失念してしまったが、4つ目が、ここジュソ修道院なのだ。(写真参照。フラッシュ禁止だったので、画面が暗くてすみません)


非常に大きくて、重そうな本。その中に書いてあるのは、楽譜というより、絵本のような感じの絵と線だった。グレゴリオ聖歌は、一時期日本でも流行ったらしいが、その歌声はかなり癒し系。(そのお話は、本場サント・ドミンゴ・デ・シロスのお話まで取っておきましょう。お楽しみに)


さあ、ここを過ぎたら、修道院ツアーもいよいよ終わりです。