シントラ 王宮

キッチン


電車で約1時間くらいのところに、シントラという観光地があります。ここはリスボンからの日帰り旅行には最適。

電車を降りると、ツーリストインフォメーションがあります。ここでは、シントラの地図などが手に入りますが、みなそこに寄るので、ちょっと出遅れると長蛇の列になるので、必要ない人は、駅の向かい側にある、バスのチケット売り場へ直行しましょう。

観光名所(王宮、ムーア人の城、ペーナ宮殿)などを周るバスがあります。一回券だと3ユーロくらいかかります。でもオススメは一日券のほう。8ユーロほどですが、観光名所を全部めぐりたいなら、これがおすすめ。坂が結構多いので、歩くと大変です。

バスは小型なので、早くしないと乗れない場合があります。たいてい15分程度待てば来ますが、30分たっても来ない場合もあり、気長にバスを待つしかありません。

さて、そして第一の観光名所、王宮に参りました。ここの名所は、天井の装飾。動物(鶏、鳥)などが多いのですが、これはキリスト教でなく、イスラム教の人たちが、イコンなどを描く代わりに、宗教的な意味を込めて描いたんだとか。

中はあまり面白くなかったですが、その中でも目をひいたのは、台所。王宮のシンボルともいえる、コーン型の煙突があるのですが、それはキッチンの大きな排気口なのです。ここは、実にひろい空間で、パーティがあるときは、ブタや羊をまるごと焼くように、大きな串が備えてありました。(写真参照)

概観もぱっとしないので、あまり写真の名所でもありませんでした。時間がない人は、スキップしても、別に惜しくはないでしょう。

でも、ここから見る山の様子は、とてもきれいでした。