マドリッドー昔は映画館、今はディスコ
vengavaleの家の近所には、ディスコがあり、金曜の夜ともなると若者が朝まで騒いで、非常にうるさいです。この頃サッカーの試合もあったものだから、フーリガンたちとともに、雄叫びが聞こえたり、となんとも迷惑な環境です。
けれども、このディスコ、実は伝統ある場所だということを最近知りました。
印象派とアール・デコの影響を受けた、1930年生まれのLuis Gutierrez Sotoという建築家が建てた映画館バルセロというものだったそうです。なんだか変な形のディスコだなあ、と思っていましたが、元映画館だと聞かされると、妙に納得。1980年にディスコになってしまったそう。
今も昔も、人が集まる、という意味では、幸せな建物なのかもしれません。
このディスコの近くには、マドリッド市博物館もあり、ここも1929年に開館したという、非常に古い建物です。元孤児院だそうで、そういえば、なんだか教会のような荘厳な彫刻が門に飾ってあったりします。現在外装は工事中(たぶん改装)ですが、中はマドリッドの歴史、地方の伝統工芸、マドリッドを描いた絵画などが展示されています。小さな博物館なので、1時間もあれば十分見ることができます。
いづれも、地下鉄トリビュナール駅からすぐ。