ベルリン3−ユダヤ博物館

vengavale2007-07-05


ユダヤ博物館。ナチス・ドイツに迫害されたことはもちろん有名ですが、実は出エジプト記の頃から、ユダヤ人の歴史は、非常に厳しいものでした。この博物館は、ユダヤ人の歴史を紀元前から紹介し、そして、ユダヤ人がいかに世界に功績を残したか、などユダヤ人、ユダヤ教の全てが展示されています。

チケットを買う前に、念入りなセキュリティチェックがあります。飛行機に乗るとき並です。というのは、ユダヤ人はつねに狙われているからです。ユダヤ人やユダヤ人国家イスラエルをよく思わない人は、残念ながら今でもたくさんいるのです。博物館の前には、警官数人が常駐。 そういう意味では、安全といえば、安全です。かなり暇そうです。

館内には、ユダヤ人女性が中世に教育を受けていて、かなり優遇されたというような、あまり知らなかった歴史の展示もあり、勉強になります。

でも、実はこの博物館の一番のポイントは、実は外観。 この線上の窓の形は、ユダヤ人が受けた鞭の跡をあらわしているそうです。そういわれると、妙に痛々しく、グロッキーになります。

vengavaleのユダヤ人の友人の一人は、つねに「選民思想」を口に出し、自分は特別なんだと言っていました。その民族意識はどこから来るのだろう、とずっと疑問でした。が、この博物館を見学して、その理由が少しだけわかった気がしました。

(テーマ写真はブランデンブルグ門。)