バルセロナ4−サグラダ・ファミリアの悲劇

vengavale2007-10-20


前回来た時は、セオリー通り朝一にサグラダ・ファミリアに行き、上までエスカレーターで上り、帰りは徒歩でゆっくり下りて、かなり満喫したvengavaleでしたが、今回はやられました。

ピカソ美術館に行った後、スペイン広場のカタルーニャ美術館へ行くも、もう既に閉館。結構駅から歩いて、高台の上にあるので(モンジュイックの丘)、苦労して歩いていった割に、あっけない結末でした。そこから見下ろした街はけっこう見ごたえありましたが。 この地にはまた立ち寄ることになるのですが、さらなる悲劇が待っていようとは、知る由もありませんでした(後日書きましょう)。

さて、それで、じゃあサグラダ・ファミリアはまだ開いているから、行ってみようということになり、ふたたび長い道のりを下り、駅に向かいました。そして、着いたらもう5時くらいに。それでもまだ入っている人がいるので、チケットを買いに行きました。

チケット売り場の人が、「エレベーターは今日はクローズです」というので、てっきり故障なのかと思って、それでもいいや、徒歩で登れば、などと考えて、入ってしまいました。これが悲劇でした。

実はエレベーターは故障ではなく、閉館時間が来る前に、並ぶ人数を締め切ってしまうのです。だから、最後に乗れた人も、閉館15分前くらいでした。上に上ったら、それですぐ下りることになるような感じです。

徒歩で登ることも禁じられており、結局一階の様子と美術館を見て帰ることに。vengavaleの連れは、初めてのサグラダ・ファミリアだったので、ちょっと可哀想でした。上に上って見せてあげたかった。

それでも、美術館は圧巻でした。これは前回見られなかったものです。(というより、前回はなかったのかも)。設計の様子、模式図、模型、写真などの展示がたくさんあります。どういう経路でこの巨大建造物が設計され、紆余曲折を経て今に至っているのか、詳しくわかります。

もうすぐバルセロナにも、AVE(スペインの新幹線)が開通し、この建造物も振動の影響を受けると懸念されていましたが、どうなるんでしょうね?振動で崩れる、なんて悲劇が起きないよう、お祈りするだけです。