valeレポート: スペイン6 すばやいケーブル

cable

Bagpipes of Spanish Asturias

Bagpipes of Spanish Asturias

6.すばやいケーブル

Asturiasのパラドールの二夜目。今度のパラドールは3つ星で、山の上にある、フエンテ・デ(Fuende de)。スペイン語で泉という意味。このパラドールは、山小屋のようになっていて、私が泊まった部屋も、レセプションからエレベーターで2階へ行き、長い廊下を歩いて、今度は階段で一階降りた先にあった。(どういう作りだ??)


このパラドールに泊まるお客さんのほとんどが、パラドールのすぐ前から出ている、山へ登るケーブルカー。しかし、このケーブル、スピードが異常に速い。普通日本のケーブルカーを想像すると、ゆっくり、ゆっくり行くものだが、ここは、ほんの10分もかからずに、頂上までたどり着く。しかも、途中に柱がないので、「ホントにこんなワイヤー一本で大丈夫か?」っていうくらい、宙ぶらりんなのだ。


2台しかないので、お客が10人くらいまとまったら、出発するらしい(確かではないが、そんな感じだった)。しかし、あっという間に着くので、行列などは全く無い。頂上は、トレッキングコースがあり、登山用のかっこをしている人もいっぱいいたが、中には軽装で、ヒールを履いたおばあさんたちもおり、さすがにトレッキングコースを行くのは、断念していた。すごく寒く、気温は5度くらい。上をみると雪がまだ残っているところもあり、ちょうど天候が悪かったとはいえ、真冬の完全防備が必要だった。


私たちも少しトレッキングコースを進んでいったが、途中で寒さで耳が痛くなり、断念。(イヤーマッフルが必要だ!)。いくつか写真を撮って、冷え切った身体を、駅に隣接するカフェテリアで温める。普通、こういうところのカフェは、地上より高くてまずいものだが、ここは地上と全く同じ安い値段で、しかもまともなカフェだった。

ちなみに、スペインでは、コーヒーはすべてエスプレッソ並みの濃いのがベースで、ブラックコーヒーは「カフェ・ソロ」、少しだけミルクが入ったものが、「カフェ・コルタード」、ミルクたっぷりのカフェオレは、「カフェ・コン・レチェ」という。カフェ・アメリカーノアメリカンコーヒー)は、めったにないし、頼むとバカにされそうなので、やめましょう!

とにかく、パラドールとケーブルカーは、とっても楽しかった。

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