valeレポート: スペイン7 トイレ事情

toilet

7.スペインのトイレ事情

トイレなんて、あまりガイドブックに書かれない。洋式トイレなら、別に書く必要がない。でも、お国によって、それぞれトイレ事情は、微妙に違っている。


スペインのトイレ(スペイン語でセルビシオ、もしくは、アセオス)は、もちろん洋式。でも、変わっているのは、女性トイレだと使用した後、便座を挙げておくのが慣例らしい。普通便座を挙げておくと、男性が使用した後のように思えるが、ここでは、女性トイレでよくある光景なのだ。私は、最初女性トイレに入ったときに、便座が上がっていたので、「ぎょっ」っとしてしまった。「あれ?男性トイレに入っちゃったのかな?」と焦ってしまったのだ。


それから、多くのトイレの電気のスイッチは、触れるとつくが、1分も経たないうちに消えてしまう。知らないとかなり焦る。でも、消えてしまったら、また触れたら電気がつくので、ご心配なく。


それから、これは家庭のトイレで見かける光景。観光客なら、ホテルで体験できる。それはつまり、便器が2つあることだ。


スペインでも、個室のトイレがないわけではないが、普通は浴室にバスタブと同じ空間に存在する。しかし、アメリカと違うのは、便器が2つあること。一つは、普通の洋式トイレだが、そのとなりに必ずあるのが、2つ目の掃除シンクのようなトイレ。(写真参照)


これは、実は「ビデ」。女性がトイレの後につかう、ビデ用洗浄器なのだ。そういえば、蛇口がシャワーのようになっている。日本には、ウォシュレットがあるが、こちらにはないので、その代用のようだ。


私はいまいち使い勝手が悪いので、使ったことはないが、女性にとっては必需品なのだ。


[写真はパラドールのトイレ]