valeレポート: スペイン22 しんちゃんとどれみ

22. しんちゃんとどれみ

スペインでも、日本のアニメは大人気。「ドラえもん」は、スペイン語での発音も似ているし、主人公もノビタ、シズカ、スネオ、ジャイアン。他の国では、現地発音に近いものに変えられたりするので、貴重な例。


例えば「セーラームーン」の月野うさぎは「セレーナ」。やっぱり「うさぎ」は英語だといいにくい。フランスでは、もっと酷い。「カードキャプターさくら」なんて、「混乱するから」という理由で、小狼が香港という設定なのに、その説明が省かれた。登場人物全員日本(東洋)人とされている。


スペインでは、「クレヨンしんちゃん」も大人気。しんちゃん人形は、いたるところに飾られている。あのギャグがウケるとは、なんともすごい国である。


そして、最近やっていたのが、「おジャ魔女どれみ」。あの小学生たちが、スペイン語をしゃべっている。もちろん変身シーンも、ちゃんとカワイクスペイン語。声優もちゃんと、アニメ声的になっていて、意外と日本に近い。

スーパーなどには、そのほか「ポケモン」「遊戯王」のお菓子がまだ売られている。(放送はもうやっていない。ポケモンは再放送してるみたいだけど)


それでも、スペインでは、時間通りにテレビ番組が流されなかったりするので、TVアニメが子供たちにどのくらい影響しているのか。非常に興味深いところだ。なんせ、子供が12時頃まで、平気で遊んでいたりする。それは、この国の夕食が、9時くらいから始まるから、という事情もあるんだろうけど。11時頃レストランに行って、まだ子供が食べていたりするのをみると、やはりびっくりする。
もっと早く食べて、寝ようよ、スペイン人。