valeレポート: スペイン23 マリコさん、キミコさん

23. マリコさん、キミコさん


日本語とスペイン語って、似ているときがあります。ともに母音と子音の組み合わせで、いわゆるあいまい音も英語に比べて少ないのです。基本的に、ローマ字読みで読めばいいというところは、英語に挫折した日本人学習者には嬉しいかも。


マリコ、キミコのような、日本人女性によくある名前。スペイン語でも似た単語があります。キミコ(quimico)というと、「化学的」ということ。「化学者」という意味もあります。


問題はマリコ。Mariconは、オカマちゃんのこと。最後のNは聞こえにくいので、マリコというのは、とってもまずく聞こえるらしい。


「〜子」という日本の名前、オで終わると、男性名詞と間違われるため、スペイン人にはあまりピンと来ないらしい。他の言語でも、大体女性名詞は-a「ア」で終わるものが多いので、「キミコ」より「キミカ」、「マリコ」より「マリカ」なら問題なかったんでしょう。しかし、日本なら女性の名前としては、どちらもありますからね。


ちなみに、マドリッドのセラーノ通りのスタバでは、注文するとき、名前を聞かれました。渡すときに間違いのないようにするためだそうです。なんだか、受け取るとき名前を呼ばれるのは、恥ずかしいですね。(やはり名前は、正しく伝わっていませんでしたが)