ベネチア・ベニス

ベネチア・ベニス


ミラノから、朝一番のトレンイタリアナ(特急列車)に乗ってベニスへ行ってきました。イタリア語ではベネチアどっちがどっちだか、いつも忘れてしまいます。


駅を降りると、もうすぐ目の前が水上バスの乗り場。10時頃着いたのに、もう観光客でごったがえしていました。水上バスは、片道5ユーロ。スーツケースなどの荷物があると、その分だけ加算されます。一日券は12ユーロ。どう考えても、一日券がお得ですが、実際片道券を買っても、最初に乗るとき以外は、チケットを見せる事もないので、一日乗れます。ばれたときはかなりの罰金らしいですが、一応ここは「信頼」でなりたっている国のようです。


さて、水上バスで一路サン・マルコ広場へ。ここも人でごった返していました。でも、夏の観光シーズンはもっと人でいっぱいで、何も見れないと聞いていたので、これがフツウなのかもしれません。


しかし、ディズニーランドよろしく長蛇の列。サン・マルコ寺院に登る順番を待っているのです。vengavaleたちは、さすがに2時間以上待つのは嫌なので、あまり人が行かない、サン・ジョルジオ教会へ行って、その塔に登ってきました。ここからは、島とサンマルコも見えるので、景色としてはこっちのほうがいいかな、と思いました。(比べてないけど)


ベネティアといえば、ベネティアングラスを思い浮かべますが、ここにはたくさんのMURANOが多いのです。日本人の名前のようですが、れっきとしたイタリアの島の名前。ここで独特のガラス細工が作られています。ベネティアングラスと区別して、ムラノグラスと呼ばれているようです。vengavaleは、その島の出身というGiorgio Nasonさんの店で、ペンダントを買ってみました。とても上品で、しかも手作りなのでとてもいいかんじ。Giorgioさんにいろいろ聞いてみました。


「一個作るのに、どれくらいかかるの?」⇒「1時間くらいだよ」
「これはベネティアングラス?」⇒「ムラノグラスだよ。島の名前で、僕の先祖が職人なので、ここに渡ってきて、店を開いたんだよ」


そして、丁寧にシルバーのアジャスターをかけてくれて、身につけ方を教えてくれました。とてもいい人。廉価なベネティアンペンダントも、他の店でいっぱい売られていましたが、ここのは一個一個ちがうので、多少高くても、せっかくなら絶対これは買うべし、と思います。


ゴンドラには乗らなかったのですが、路地をいっぱい迷って、迷路に入った感覚で、出会った店に寄ってみる。ベネティアは、そういう楽しみ方が一番のようです。