地下鉄初乗り600円


ロンドンのウォータールー駅に着いた。時差があるので、まだ5時半だ。ユーロスターのプラットフォームから、地下鉄へは歩いて約5分程度。途中にはツーリストインフォもあり、国外から初めて英国入りした人でも、容易にアクセスできる。


しかし、気をつけなければならないのは、地下鉄がバカ高いこと。


ロンドンの地下鉄は、構造できにはほぼ東京と一緒。というより、東京の地下鉄がロンドンをお見本にして作られたのだから、似ててあたりまえだが。普段地下鉄に乗りなれている人なら、乗り換えや経路などは、別に難しくない。しかし、ロンドンの地下鉄はZoneで区切られており、Zone1(東京で言えば、山の手線内)は統一料金だ。Zone 2-3は、また高くなる。


で、Zone1の片道料金はというと、なんと3ポンド!である。今1ポンド=210円くらいだから、ざっと計算しても630円!なに〜!!!


夕方についたので、ウォータールー駅から4個目のヴィクトリア駅まで向かったvengavaleは当然片道切符を買った。このバカらしい料金に、いささか腹が立つ。東京ならざっと新宿から渋谷程度なのに。JRだって、150円だぞ!


けれども、そこは巧くできていて、一日券を買えば、なんともかなりのディスカウントなのだ。一日券はピーク時(何時からでもOK)は約6ポンド、オフピーク(9時半以降)なら約5ポンドでいい。つまり、2回乗れば、すぐ元がとれてしまうのだ。


おまけに、ロンドンに住んでいれば、日本のスイカのような電子チケットが発達していて、そのプリペイド、チャージ式カード「オイスター」(牡蠣の意味!)を買えば、料金がかなり安くなるのだ。地元の人は、それで助かる。


とにかくストライキで、料金値上げのはなはだしい地下鉄。高い料金なんだから、せめて旅行中はストにならないことを祈るだけである。


ちなみに、地下鉄はtubeといい、アメリカ式subwayは、地下道のこと、もしくはサンドイッチ屋さんをさすので、要注意。