　ナショナル･エクスプレス - Vamos!　海外小ネタ集

アメリカにはグレイハウンドという、国内の長距離バスが発達しているが、英国のそれはだいたいナショナル・エクスプレスが運営している。ほとんどの都市をカバーする、中･長距離バスだ。

地下鉄のヴィクトリア駅を出て、徒歩5分くらいのところに、ヴィクトリア･コーチ･ステーションがある。こちらでは、中･長距離バスは、コーチというので、まさにバスターミナル。ここからあらゆる方面へバスが発着する。

vengavaleの住んでいるところは、このコーチで行くのが便利。電車でもいけるが、荷物が多いときなどは助かる。それに、電車よりも安い。時間はかかるが、まあ乗り換え、荷物の運びなど考えると、同じくらいの所要時間である。

チケットはネットでも買えるし、直接窓口に行って買ってもいい。ただし、遅い時間は窓口が閉まっているので、ネットで予約していたほうが、安全。飛行機で来る人は、遅延の可能性もあるので、refundable（変更可能、払い戻し可能）を選んでおいたほうが、無難。でも、だいたいは「親切そうなドライバー」に、丁寧にお願いすれば、「乗らせてあげないよ！」なんて、非情に断る人は少ない。

よく使う人、60歳以上、学生には、何ポンドか払ってコーチカードを買うと、乗るたびに割引が受けられる。だから、よく英国人はこのコーチを利用している。

それに、たまにfunfareといって、驚くほど安いルートがある。だいたいが平日なのだが、いつもは片道8ポンド（1600円くらい）の路線が1ポンド（200円くらい）で行けたりするときがあるので、ネットは要チェックなのだ。

トイレも完備している最新式バスが多い。しかし、たまにずーっと携帯でしゃべっているうるさい人もいるので、長距離コーチなどで寝ようと思う人は、耳栓、ウォークマンなどは必須だ。