アルバラシン2−ふくろうじゃないよ、幸運のミミズクです

castle



アルバラシンでお土産屋さん巡りをしていたら、陶器のかわいいお店があった。時計や小物を売っていて、店員さんもとてもイイ感じ。


ここでvengavaleは、紅茶カップを一客買った。紅茶カップというのは、茶漉しがカップの内側にあって、そこにハーブティなどを入れて濾し、抽出したら、その中身だけとって飲むという優れもののカップ。ふたが中身の受け皿になっていて、置くところにも不自由しない。


他にもお皿やしゃれたカップやポットのセットがいっぱいあり、vengavaleの趣味とパーフェクトマッチングだった。でも、ふと見ると、店中ふくろうだらけ。ふくろうの人形、ふくろうのランプ、ふくろうのアクセサリー・・・・


なぜ、こんなところにふくろうが?


で、お店の人に聞いてみた。「なぜ、こんなにふくろうが多いの?」

vengavaleは、ふくろうのスペイン語lechuza(レチューサ)を使ってみた。でも、店のおばさんは、「ああ、これはバウルね」と言う。「バウル?」一瞬vengavaleは混乱。「英語のowlのことかな?だったら、ふくろうじゃん」と内心思う。


で、このバウル、実は幸運のお守りだという。スペイン全土で、バウルは幸運をもたらすものとされているので、プレゼントに最適だとか。


自宅に帰り、友人のスペイン人に「バウルって何?レチューサとどう違うの?」と聞いてみる。すると、「バウル」は、「ミミズク」だったのだ!レチューサは、フクロウ族全般の名称であって、幸運のシンボルでない。バウルというと、幸運なのだ。


ふくろうとミミズクの違いが、本物を見てもいまいちはっきりしないvengavaleだったが、レチューサとバウルの違いを知っている、レアな日本人になったのであった。