1週間のお祭り騒ぎ

まど



聖母被昇天祭のパレードで特徴的なのは、通り沿いに建つ建物の窓から、フラメンコのスカーフのようなものを、たらすこと。(写真参照)。そして、子供たちや老人達は、刺繍の入ったブラウスに、長いスカート、そして頭にスカーフをまいた民族衣装を着ているのです。伝統行事として、観客もそういうことをするそうです。


お祭りは、この日だけで終わるわけではないのです。日本と違って、お祭りは1週間くらい続きます。もちろん、ボンベロスのショーやパレードは、15日の一回だけ。でも、屋台はえんえん出ています。


まず目に付いたのは、「綿アメやさん」。日本のように、アニメの袋できれいに包装されて、吊り下げてあるわけではありません。派手な衣装を着たおばさんが、綿アメ製造器で、綿アメだらけになりながら、不器用に割り箸の長いものに巻きつけていくだけ。これは5ユーロほどでした。あんなまずそうな綿アメが、よく売れるもんだ。おばさんも次から次へくるお客に、派手な衣装とうらはらな、不機嫌な顔をしていました。


そして、笑ったのが、よく温泉地にある、「射的」。これは日本と全く同じ。モデルガンで売った商品をもらえるという寸法。でも、的がすぐまえにあるので、はずれることなどアリエナイ。


ビンゴゲームもある。商品は、どこかの倒産会社からもってきたのか?と思うほど、ほこりっぽい商品。大きなぬいぐるみ、テレビ、掃除機。当たったら、どう持って帰るのだろう?


そして、お祭りの楽しみである、食べ物。これは、非常にバラエティにとんでいます。焼肉のようなものを焼いて、パンにはさんで売っていたり、チュロスをその場で揚げていたり、バーを開いてアルコールを売っていたり。。。。vengavaleは、大きな円柱状のドーナツ生地に、クリームが入っているお菓子をひとつ購入。(2.5ユーロ)。油が多くて、健康に悪そうだが、まあお祭りの食べ物に、贅沢を言ってはいけない


雰囲気を十分楽しんで、お祭りを後にする。屋台の食べ物は、普段に比べると法外な値段だが、それを言ったらおしまい。怪しい出し物も、お約束として受け流すのが、イキなお祭りの楽しみ方なのだ。