マドリッドに戻ってみると


vengavale、マドリッドに戻ってまいりました。この頃は、空港のセキュリティも厳しくなり、今まで滞在していた英国とは2時間のフライトなのに、一日がかりでやってくることになってしまいました。


とにかく、英国のテロ未遂事件以後、手荷物で運ぶ場合、全ての液体、歯磨きチューブ、薬、ベビーフードは、透明のジップロックに入れて、見せなくてはいけません。水などを持ち込もうとしても、捨てるのが無難。


本当にセキュリティを通るのは、時間がかかります。vengavaleは今回初めて、バッグのチェックにあいました。X線で何かがひっかかったらしく、係りの女性が、「このバックを開けろ」というのです。彼らは自分では開けません。そして、化粧ポーチの中まで調べます。


結局何も怪しいものがなく、その後は通らせてもらったのですが、「ご協力ありがとう」やら「どうもすみません」やら、何も言われません。本当に急いでいるときは、腹が立ちます。


vengavaleは、空港までのバスが大幅に遅れ、チェックインぎりぎりで、そんなセキュリティのせいでもう搭乗時間が迫っていました。でも、セキュリティを通ると、麻薬犬の検査があり、犬の鼻先にバッグを下ろせと言われます。これも3,4人が待っていて、足止め。何事もなく犬が通り過ぎた後は、vengavaleまた猛ダッシュです。


結局最後の乗客となり、何とか乗ることができましたが、実はこれ、乗らないと大迷惑。チェックインしたのに、搭乗時間になっても現れない乗客が一人でもいると、その人のチェックインした荷物を、一旦いれた飛行機の倉庫から探し出して、抜かなくてはいけないのです。つまり、乗客なしで、荷物だけ運ぶ事は絶対にしないのです。爆弾だったら、怖いしね。


しかして、2時間のフライトを終え、マドリッドについてみると、あたりは閑散。マドリッドのバラハス空港には、ターミナルが1,2,4(3は使われていない)とあり、イベリア航空以外のヨーロッパ便は、1か2に着きます。2についたvengavale,お迎えがくるまで待っていたら、酔っ払いに絡まれました。ああ、なんて一日なんだ。


でも、実害なく、追っ払い無事T2を脱出。15℃のマドリッドは、英国と比べるとまだ暖かいほうです。


それにしても、これでも「治安はいい」とはある領事さんの発言。「だって、命まではとられないから」だそうです。確かにアメリカなどは、命をとられるケースが多い。これからスペインに来られる皆さんは、十分用心して、もう襲われたら、抵抗せず、お金を出しましょう。命まではとりません。