スペイン シネコンとスペイン映画事情

シネコン



マドリッドの映画街と言えば、グランビアが有名ですが、このごろは日本と同じく、シネコンが進出してきています。都心にあるシネコンは、「ソル」駅の近くにあるシネコンが比較的キレイ。でも、このあたりは犯罪も多く、あまり落ち着いてはいられません。


郊外のシネコンはとても安全ですいているので、結構楽しめます。写真は、マドリッド郊外のラス・ロサス(
Las Rozas)にある、シネコン


でも、気をつけなくてはいけないのは、スペインの映画は「吹き替え」が普通だということ。日本のように、子供向け以外は、字幕がついている、というのは特別な場合だけです。どうしてなのか、スペイン人に聞いたことがありますが、「それが普通だから、あまり考えなかったけど、たぶん字幕を見るのが面倒だから」ということでした。


だから、新聞や情報誌で映画をチェックするときは、Version Original(ヴェルジョン・オリヒナール)というのを見つけなければいけません。何も書いてなければ、吹き替えです。TVの広告でも、明日公開の「ザ・ホリデイ」を盛んに宣伝してますが、キャメロン・ディアスケイト・ウィンスレットも、スペイン語を話しているので、笑えます。(吹き替えの声優がやっている)。


もちろん、スペイン語を磨きたい!という人は、選ぶ必要ないですけどね。


[vengavale 今日のいちおし] (映画)「チャイナシンドローム
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中国の映画ではありません。原子力発電所の危険な実情を暴こうとする、ジャーナリストの戦いの物語です。子供の頃、この映画に出会って、正義とはなにかを考えさせられた作品です。