スペイン 恐竜に遭遇!ーリオハの恐竜ルート

ディノ



ソリアから、今夜の目的地リオハ県のカラオラ(Calahorra)に向かう途中の山道。青空の下に突然、緑色の物体が浮かんで見えた。


「な、なんだ、あの大きなものは?」


夢中で、車をあの物体目指して走らせる。山の上までじゃりみちが続いているが、車が入れる広さだ。そして、近づいてみると・・・


「恐竜だ〜!!」


vengavaleは無類の恐竜好き。これには、天まで登れるくらい、感動した。(写真参照)
この緑の物体は、恐竜の原寸大の大きさの模型なのだ。それも、山の上にポツンと一人立っている。以前は看板があったようだが、それもはげて、今はこの恐竜だけが、寂しくたたずんでいるのだ。


調べてみると、実はリオハ県は、恐竜ルートなるものが存在するほど、恐竜がたくさん見つかっているところ。あの緑の恐竜は、リオハの入り口アギラール・デル・リオ・アラマ(Aguilar del rio Alhama)というところだったが、そのほかにも、イレガ(Irega)、コルナゴ(Cornago)、エンシソ(Enciso)、などなど、カラオラへ行く道すがら、恐竜博物館や、足あとの碑が点在しているのだ。


名物は、青空博物館ともいえる、外に実物大の模型があること。vengavaleが遭遇した、緑恐竜は、ほんの客寄せパンダ程度のものだったが、パンフレットをもらうと、本当に生きているような恐竜の模型が、外にあり、青空の下、本当にこんなふうに歩いていたのか、と感じられるくらい、大きい模型が置いてあるのだ。


ちなみに、緑恐竜と言ったが、恐竜の皮膚の色は、まだ解明されていない。茶色や黒で再現されるのが多いが、もしかしたら、ピンク恐竜や金色恐竜も存在したのかもしれない。それを考えただけでも、ワクワクするのである。


[vengavale 今日のいちおし](本)「午後の恐竜」
午後の恐竜 (新潮文庫)
星新一ショートショートの傑作。午後、街に恐竜が現れた。果たして、その理由とは?
リオハで遭遇した恐竜がもし動いたら、まさしく、「午後の恐竜」の世界だな〜とvengavaleは感慨深かったのである。