メルカード

観光客はなかなか体験できないであろう、メルカード(市場)での買い物。安くて新鮮なものが手に入る一方、観光客が来ないゆえに、スペイン語しか通じないのが、困ったところ。

でも、vengavaleは、日頃習っているスペイン語を実践すべく、今日もメルカードでお買い物だ。

よくいくパン屋さんでは、クロワッサンを買う。本当は食パン(イギリスパン)などがほしいが、スペインでは固いパンが主流なので、こういったパン屋さんでは、食パンは売っていない。菓子パンの類もある。グラムで売る、スポンジケーキのようなものもあり、好奇心旺盛なvengavaleは、よくわからないものがあると、つい頼んでしまう。

今日はよくいく八百屋さんに寄った。まだ野菜や果物の名前が全部覚えきれないvengavaleは、指差し攻撃で注文する。今日はいいセロリがでていたので、一束手渡すと、

「全部か?」
とおじさんが聞いてきた。
「いや、半分」

しかし、半分がわからず、「ハーフ」だの「メディオ」だの言ってしまった。それでも、おじさんはわかってくれて、セロリの束を半分に割り、

「どっち?」
ジェスチャーしてくれる。外国人相手に、なかなか親切だ。思わず笑ってしまった。

いくつか野菜を買って、お金を払うとき、つい2ユーロコインを渡すはずが、1ユーロコインを渡してしまった。するとおじさん、
「これは悪いな」(直訳)

という。そうか、間違っているときも「悪い」(mal)を使うのか、とvengavaleしばし、勉強する。

結局「ごめんなさいね」と言って、5ユーロ札を渡しておつりをもらった。こうやって、実践で鍛えていけば、スペイン語も自然に上達する・・・はずなのだ。