ロマンティック街道の旅13- ルードヴィッヒの城 2

vengavale2007-10-09


さて、マクシミリアンのお城のあと、いよいよノイシュバンシュタイン城に向かいます。徒歩とバスと馬車のルートがありますが、ちょっとした坂道なので、バスをおススメします。馬車は趣がありますが、遅いので、時間の余裕をもって乗りましょう。

バスはお城の近くまで行きますが、時間に余裕があるなら、最初にマリエン橋に行って、お城を眺めるのもいいです。vengavaleたちは時間がなかったので、橋は帰りに寄る事にして、先ずはお城を目指しました。それでも、途中、展望台があり、最初にいったホーエンシュバンガウ城、湖、山、街と絶景の写真が撮れます。

そして、お城の中へ。入り口にはこんな犬の彫刻も。
そして、美しいお城に似つかわしくない、ヘンな顔の装飾もあります。

さて、ツアーは約50人くらいのポーランド人男性の集団にあたってしまいました。ルードヴィッヒファンらしく、ルードヴィッヒの彫像を指差したり、オーディオガイドに説明が流れるたび、笑ったり、おしゃべりしあったりで、かなりうるさかったです。しかも、城内写真、ビデオ撮影禁止なのですが、ビシバシ写真を撮り、ガイドの人が注意しても、一向にやめない極めてマナーの悪い集団でした。

それはさておき、ルードヴィッヒ2世。同性愛者ということ、そして最後は精神異常と診断されてしまうこと、美を好み、人を嫌う変人だったことなど、謎の多い人物です。彼が美にこだわり、装飾にこだわり、ワーグナーの歌劇の物語の絵を部屋全面に描いたりと、非常に豪華かつ、恐くなるくらいの美しさでした。

昨日は「ローエングリン」をご紹介しましたが、ここには、「タンホイザー」「ニュルンゲルグのマイスタージンガー」「トリスタンとイゾルデ」など、あらゆる英雄物語の絵が描いてあります。この物語を知る前に、このリストでピンと来ませんか?

アニメ好きな方ならおわかりでしょうか?そう、「機動戦士ガンダムSEEDデスティニー」のザフトの戦艦「ミネルバ」装備の武器の名前だったりしますね。明日は詳しい物語について書きます。<おススメDVD>