レオン2−サン・イシドロ教会美術館

vengavale2008-01-10

さて、カテドラルから歩いて10分くらいのところに、サン・イシドロ教会があります。8世紀から建築が始まって、途中ゴシックやルネサンスに改築されたというだけあって、なんだか古いけど物珍しい建物でした。

この教会の中は、特筆するものはそれほどありませんが、隣の美術館は面白かったです。

グループツアーで説明つきなのですが、30分くらい毎にあるので、時間がある方は見てみましょう。vengavaleはスペイン語ツアーでしたが、英語かスペイン語か?と聞かれたので、英語のツアーもあるようです。

さて、この美術館の中には、中世のお櫃や装飾品などが展示されています。第一、第二の展示階はそれほど珍しくないのですが、最後のお部屋が非常に面白いです。

お部屋に入ると、いきなりローマの遺跡のような感じで、石のアーチが天井を多い、下には石の棺おけ?が散在しています。ここには、フレスコ画が描かれており、ロマネスクの傑作で、現物が美術館に移送や移植されず、あまり破損せず、きちんとした形で残っているのは、スペインではここだけだそうです。

写真撮影は禁止なのですが、絵の様子は、一言で言うと、「百人一首にでてくるような絵」です。もちろん、モチーフは、イエスや聖者が多いのですが、庶民の労働の様子を、1〜12月のカレンダーの代わりに描いていたり、動物と遊ぶ様子が描かれていたり、楽しめました。

最後に中庭に出ることもでき、ここは撮影OK。

ちょうど夕暮れ時で、あたりは暗くなってきていて、怪しい雰囲気の写真が撮れました。