カテドラル、ビザンティン

vengavale2008-01-16


さて、ロマネスク教会が多いというお話をしたサモラですが、一番大きいカテドラルは、実はビザンティン様式と呼ばれるものだそうです。


12世紀に建てられた後、歴史を経て、ロマネスク、ゴシックなどその時々の流行で手が加えられたとか。でも、中央の大きなドームはビザンティン式のということです。なんだか、面白いカテドラルです。

中にはタペストリーの展示があり、その大きさに唖然。そして、その中に描かれている戦争の様子に、また唖然。絵ならばまだそれほど驚かないのですが、これが糸をつむいで作るタペストリーだと思うと、そのデザインや配置でこれほどの精密な絵が描けるかと、驚きです。人が処刑されて血が首から流れている様子があるかと思うと、遠くの塔で兵士が闘っていたり、となんともブリューゲルもびっくりな描写です。

残念ながら、中の様子は写真に撮れなかったので、ちょっと写真に細工。
カテドラル、セピアバージョンです。

カテドラルの裏には、ポルトガルを経て大西洋に注ぐデュエロ川が流れていて、いい眺めです。 この日は、ずっと眺めているにはちょっと寒すぎましたが、川辺に散歩道があるので、夏などに訪れたらきっと楽しいでしょうね。