トレドの歴史

vengavale2008-01-24


今回はトレドは初めてという友達と訪れたのですが、カテドラルや絵画には興味が無いということで、あまり観光客が入りそうに無い、地元の郷土博物館のようなところへ入ってみました。

これはカテドラルの裏で、教会の中にあり、恐らくガイドブックには載っていない様な、地元の博物館で、トレドの歴史がパネルと展示品で説明されていました。カバー写真は、トレドの全景のモデルです。

ほとんど人がいなかったので、非常にゆっくりとトレドの昔から学ぶことができます。トレドは昔スペインの首都でした。今のように、水がまわりになく、水の確保が非常に難しかったそうです。わざわざ水を引いて、要塞都市にしたというのです。日本のお城と同じく、お堀は飲料水の確保と敵からの保護に役立ちますからね。今の水の豊富なトレドからは想像つきませんね。

キリスト教が入ってくる前は、トレドでは黒魔術や占星術などが盛んに行われていて、専門の大学もあったそうです。

あと面白かったのは、トレドには鍵のマークがたくさんあるということ。これは、貴族の家紋だったりします。街を歩いていると、門のマークが鍵だったりしますので、注意深く探してみると面白いかもしれません。

 そんなこんなで、博物館を堪能し、ぶらぶら歩いてソコドバール広場(Plaza de Zocodovar)までやってきました。そこからちょっと階段下りたところにいたのが、これ、ドン・キホーテを書いたセルバンテスの像。こんなところにあったのですね。そういえば、ここはラ・マンチャ地方でした。

 トレドは剣や刃物が有名なのですが、こんな剣道人形も売っていました。

まだまだトレドの穴場もいっぱいありそうですね。日帰りだとどうしてもカテドラルやエル・グレコの絵を見るだけで終わってしまいますが、こういうマイナーな楽しみ方もあるのでした。