ロス・カルナバレス

2月2日から5日まで、ロス・カルナバレス(謝肉祭)がありました。キリスト教では、灰の水曜日(今年は2月6日)から復活祭までの40日間、荒野のキリストを敬って、断食、つまり酒や肉を口にすることを絶つ、禁欲生活が始まるのです。実際に現代で酒と肉を絶つ人は少ないようですが、1日の金曜から3日の日曜まで、スペインでは謝肉祭の仮装パレードが行われました。

アメリカだとニューオリンズのマルディ・グラが有名ですが、そんな感じで本当にカルナバレス(カーニバル)が行われるのです。

それでも、どんな仮装かと思うと、ピエロ、中世の騎士、民族衣装という正統派?もいれば、NARUTOシュレック、ディズニーのプリンセスなどのコスプレや、動物、魔女などハロウィンか?と思うような仮装もありました。

ようは、仮装をして、練り歩けば、カーニバルとなるのです。vengavaleは、金曜日に近所の仮装行列に遭遇。眺めていると、たくさん紙ふぶきをかけられました。紙ふぶきをかけられると、幸福になるようなことを言われたので、かけられっぱなしでいました。かけられると幸福になる、というより、幸福をあなたに!と叫んでかけてまわって楽しんでいるというほうが、正確です。

おばさん、おばあさんも目立ちましたが、やっぱりカワイイのは子供の仮装。様になります。

マドリッドでは、こんな感じですが、スペインでも地方によって大分お祝いの仕方が違うようです。カナリア諸島では、コンサートを開催したり、リオのカーニバルのような、露出度満点の女性のダンサーが出たりと、各地のカルナバレスの様子が報道されていました。

しかし、マドリッドはあいにくの雨。急に気温が下がり、先週までの小春日和から一転、真冬の寒さです。カルナバレスで騒いだあとは、風邪なんかをひきつつ、聖週間(セマナ・サンタ=今年は3月20日から22日)の連休を経て、復活祭へと季節は移るのでありました。<おススメDVD> 今回お話したシュレックとはこちら。