サン・ファン・デ・ラ・ペーニャ 新修道院

vengavale2008-02-14


修道院を訪ねた後は、新修道院へ。こちらは、非常にモダンな作りで、一見するとどこかの大学の宿舎のようにも見えます。
中には、レストランとカフェテリアがあり、食事もできますが、学食並の食べものが、ちまたの1.5倍くらいするので、あまりおススメできません。それを知ってか知らずか、多くの人々がサンドイッチなどのランチを持参して、外のベンチで食べたりしていました。この食堂も13時以前は持ち込み可なので、ぜひどこかでランチを買って、持参しましょう。

ここの目玉は、博物館。修道院の生活の様子が、蝋人形ならぬ、石膏人形で再現されています。2階に上がると、アラゴン修道院の歴史のパネルが飾ってあります。床はガラス張りになっていて、石膏人形たちを見下ろすように設計されています。生活の様子を、鳥瞰的に見せる趣向でしょうが、ちょっと足元が不安定な錯覚に陥り、高所恐怖症の人には、向いていない展示です。

それでも、アラゴンの歴史、修道院の歴史など、スペイン語ですが、結構楽しめました。英語のオーディオガイドもあります。

でも、なによりよかったのは、修道院特製、砂糖コーディングのアーモンドが買えたこと。 これは、Alemendra garrapinadaといって、なぜか修道院で作っているお菓子の代表的なものなのです。売店があるような修道院では、こうしてすぐ手に取れますが、小さな修道院などで売るときは、まず呼び鈴を鳴らし、注文をすると、顔を見せずに修道士(女)が窓口の下をあけるので、そこにお金を入れ、しばらくすると品物とおつりが返されるそうなのです。この間、彼(女)らは顔を見せないそうです。

小さな修道院を見つけたら、アーモンド(もしくはクッキー)が売られているか探して下さい。そして、トライしてみると、面白いですよ。