サラゴサ万博ー皇太子の訪問

スペインでは、サラゴサ万博という、小規模の万博が開催されています。日本からは、皇太子浩宮さんが、スペインを訪れました。一人での訪西は寂しいですが、日本大好きな人たちにとっては、皇室が来るというのは、とても貴重で嬉しいことのことのようです。

英語圏でもそうですが、日本以外の国では、ひろのみやとは言われず、名前のなるひとと呼ばれます。昭和天皇も、裕仁と呼ばれますね。日本ではまず、そういったことがないのに、未だその習慣は変わっていません。

友人が、「なるひととお話がしたい」のだが、「日本の天皇(彼女は浩宮さんのことを天皇だと勘違いしていた)は、普通の人と話ししてもいいのか」と聞いてきたときは、びっくりしました。

「え?なるひとって誰?」

って感じでした。

スペインの皇室は、とてもフレンドリーで、皇太子も人気ニュースキャスターと結婚したりして、何かと話題の人です。現王様フォアン・カルロスI世も、ユーロ会議で、「おだまりなさい」発言をしたのが有名で、国民は「はっきり意思を示した国王」として認識されているようです。

もとい、サラゴサ万博。日本のパビリオンは、『滝』を再現し、水と自然と調和した国日本のコンセプトを、江戸の町を例に表現するそうです。各種ミュージシャンたち(村瀬佳織)、ファッションデザイナー(山本寛斎)など有名人たちも、万博を盛り上げます。

スペインの新幹線AVEも、サラゴサに通じているので、マドリッドからも、バルセロナからも比較的行きやすくなったサラゴサの街。景気のいい話しのようですが、国内は失業率が高まり、バブルもそろそろはじけているようです。でも、ユーロがこんなに高いのだから、しばらくは「好景気のスペイン」で続きそうですね。