松代城址

vengavale2010-08-29


松代の町にやってきました。ここは、幕末の思想家佐久間象山の生まれ故郷としても有名です。

松代城は、かつて海津城と呼ばれていて、初代城主は高坂弾正忠昌信でした。第4次川中島合戦では、信玄が布陣したところでもあります。 高坂は、武田信玄の家臣で、昔の武士の間では自然であった、寵愛(いまでいう同性愛関係)を受けた、美貌の武士と呼ばれているそうです。そのせいかどうか、正室と結婚したのは30すぎだったそうで・・・でも、昔の資料は正確ではないことが多いので、なんともいえませんが。

 今は門以外は中はがらんどうで、石垣が残されているのみです。ここに何があった、などの間取り付き説明看板があるのみなので、見物はすぐ終わります。 それでも、高台から見渡せる風景は、感慨深いものがあります。

高坂は、第4次川中島の合戦で、妻女山に布陣しているであろう上杉を討つべく、別働隊を率いて向かったものの、上杉はすでに移動していた、ということであとから駆け付けたといわれています。さぞかし悔しかったでしょうね。