911後のアメリカ訪問

vengavale2010-10-01


2001年9月11日、vengavaleはアメリカから日本へ帰国する予定だった。その時はシアトルの友人宅におじゃましており、カナダ旅行なども一緒に行って、充実した旅を終え、後は帰るだけだった。

そして朝起きたら、あの悲劇。当然飛行機は飛ばず、当時はいつ日本へ帰れるかわからないまま、不安な日々を過ごしていた。NYには空母が常駐し、あのころのブッシュ氏は、いつ戦争を宣言してもおかしくない準備を着々と進めていたからだ。

2度のキャンセルを受けて、やっと帰国できたのが10日後。一度目は仕方ないにしても、2度目は空港に行ったら欠航で飛ばないと言われて、そのまま帰るはめに。友人宅でももう仕事にでなければいけないし、何度も空港に送ってもらうのも悪いなあと思っていたころだった。(成田空港みたいに都心から何時間もお金をかけていくような空港じゃないからよかったものの、でも2回も3回も肩透かしくらいたくないですよね)

3度目のさよならのあいさつをして、「今日こそは!」といさんで空港へ行くと、直行便でなく、カナダ経由。しかもバンクーバーに一泊しなければいけないと言われ、愕然。そこはクレイマーのvengavale。押し問答の末、直行便のチケットを発行させた。

そんなこんなで、すごい思いをして帰国したこともあり、アメリカへ行くのがトラウマだった。でも、今回は実に9年ぶりの渡米となった。

アメリカで一番変わったのは、入国審査。しつこく渡米の理由を聞かれ、それが終わると、両手の指紋を登録。そして顔写真を登録。この作業、かなり時間がかかるようで、飛行機が到着してから、荷物を受け取るまでゆうに1時間はかかった。面倒くさい。しかも、ぎりぎりESTA【ビザ】は無料だったものの、もうこれから申し込む人は、有料になったという。

それにしてもアメリカ。やっぱりスケールの大きさがケタ違い。ジュースのレギュラーを頼むと、日本の特大Lサイズだし、一人前の料理を頼むと、サイドディッシュが日本の一人前くらいある。当然食べきれない。

円高なので、かなりの割安感だけど、こういう食事事情をみると、不況であえぐ姿はまったく見えてこない。外食産業はどこも盛んだし、ホームレスもほとんどみなかった。大都会に行くと、また別何でしょうけどね。

さて、vengavaleの久々アメリカ旅。はじまります。