ブルージュ


ブリュッセルから電車に乗って、約1時間。北東部にあるブルージュという街にやってきました。ここは、中世の街並みがきれいで、川がながれているので、小さなベネティアのような感じです。


まずは駅から少し歩くと、並木道の続く修道院へ。ペギン会という修道会があるところで、現在はペギン会でなく、他の修道院となっています。人生につかれたら、ここで神と暮らす道も考えてもいいかもしれません。


ここを過ぎると、白鳥の舞う「愛の湖」が見えます。そして、乗り合い馬車が、お客さんを待って、何台も泊まっています。かすかな馬糞のにおいを我慢さえすれば、その道はレストランやお土産やさんでにぎわっています。こころもち、鎌倉の鶴岡八幡宮周辺を思い出します。


ここで忘れていけないのは、ベルギーワッフル。今ではすっかりチョコパフェにおされてしまった感のあるワッフルですが、やはりベルギーは本場。このブルージュにもおいしいお店がありました。名前も思い出せないほど小さい店なのですが、馬車のつらなりを通り過ぎて、右側にひっそりとワッフルのお見本を置いた店があります。お持ち帰り(TAKE AWAY)が原則なのですが、よく見ると「お持ち帰りの食べものを、奥のダイニングルームで食べられます」と書いてあるのだ。


vengavaleは苺とクリームのワッフルと紅茶を頼み、奥へと向かう。人のうちへ来た感じで、非常に雰囲気もいい。ワッフルもおいしいのだ。


ワッフルのあとは、運河めぐり。6ユーロ程度の運賃で、川を上下めぐって、建物や歴史などの由来を説明してくれる。フランス語、フラマン語、英語なので、船頭さんも大変だ。


その後、レストランでベルギーオムレツを食べる。しかし、堅くてあまりおいしくなかった。日本のふわっとしたオムレツがなつかしい。


ブルージュを堪能したあと、夕方の列車でまたブリュッセルへ。ちょっとした遠足気分で、天気もよろしく、楽しい一日であった。