こうもりの館

こうもり



スペインでは、夕方になるとからすではなく、こうもりが飛ぶ。東京のからすほどの大群ではないけど。だから、こうもりは、不気味な存在でもなんでもない、身近な動物なのだ。


カサ・パトリョ(パトリョ邸)の窓も、実はこうもりがモチーフなのだ。となりの家とのバランスを取るために、やはり曲線が主。なんとも面白い、遊園地の家のような感じ。今は半分修復工事が入っていて、写真うつりはあまりよくないが、おそらく秋にはキレイになっているはず。


夜はライトアップして、また一段と不気味な感じが増す。家の前がすぐ地下鉄の駅Gran Viaなので、アクセスもとても便利。帰りはグラシア通りで、ブランド品ショッピングや、タパスで一杯なんてこともできる。


バルセロナを歩いていて、開放感があるなあと感じるのは、交差点。実は、交差点の角は、建物が角ばっていなくて、ちょうど8角形のようになる。それもバルセロナの特徴らしい。街灯もガウディチックで、歩いているだけで、大きな美術館にいる感覚に陥るのだ。