コルドバ1−メスキータ

はしら



AVE(新幹線)でマドリッド・アトーチャ駅からコルドバにやってきました。1時間30分強。週末は混むので、インターネットで切符を予約するか、日本から来る人は、旅行会社にとってもらうといいかも。


AVEは冷房がききすぎ。寒がりな人は長袖をもっていきましょう。車内は快適。イヤホンを配ってくれて、映画がみれます。(ただしスペイン語)。また、軽食もたべられる食堂車がある。珈琲なんかを飲んでくつろいだら、もうコルドバはすぐそこだ。


コルドバのメイン観光スポットは、ちょっと駅から遠い。タクシーで、メスキータに行きたいといえば、時間を短縮できる。メスキータとあ、モスクのこと。キリスト教の地域だったここアンダルシア地方の教会を、ラマン1世がイスラムのモスクに改築。モスクのデザインと、キリスト像があったりと、なんだか不思議な空間だ。


圧巻なのは、やはり赤と白のキャンディみたいな柱とアーチ。そして天井までつづく装飾。ご存知のように、イスラム教は、偶像を禁止しているので、人間の像はない。なのに、キリスト教は、イエスと十字架が必ず祭壇にある。神様は一つなのに、人間がさまざまに解釈する好例を見ているようだ。


メスキータをでた中庭もとてもきれい。オーディオガイドを借りたい人は、この中庭で借りる。この日は気温40度もあったので、メスキータを観光するなら、ぜったい午前中がおすすめ。午後1-4時は本当に干上がってしまいます。


それから、中庭の外はレストランやお店が迷路のような道に並んでいる。観光客の人気スポット。でも、気をつけなければいけないのは、物乞いがいること。観光客は、気軽にいくらか恵んでしまうが、その行為がかなり危ない。お財布をだそうものなら、脇から財布をひったくって逃げたりする。それに、日本人はついお金を恵んでしまうらしく、それに味をしめた物乞いが、日本人だけをねらって、お金をせびろうとする。つまり、日本人観光客がつぎの犯罪の可能性を生んでしまうわけ。


かわいそうに思っても、やめましょう。それほどひどい身なりはしていないので、餓死する危険はありません。無視して、人前でお財布を気軽に出さないように、気をつけましょう。