テルエル1−ディノポリス

きょうりゅう



マドリッドから南東方向、クエンカの先にテルエル(Teruel)という小さな町があります。イスラムのたたずまいが残っていて、しかも「スペイン版ロミオとジュリエット」の舞台でもあるのです。


でも、そのお話はおいといて、今日は恐竜のおはなし。


実はvengavaleは、恐竜が大好きである。世界の国を周っては、自然史博物館はほとんどかならずチェックする。ここテルエルも、実は恐竜で有名。世界最古の蜘蛛も見つかった、由緒ある発掘地だ。


そのテルエルにできたアミューズメント恐竜ランドが、「ディノポリス」だ。テルエルの街から少し外れているが、会場は大賑わい。夏は大人21ユーロとちょっと高めだが、いやいや恐竜ファンには、たまらないところなのだ。


どこがいいかというと、まず恐竜のアトラクション。基本的に子供向けに恐竜の歴史を教える教育学的施設なので、完全にディズニーランド化してはいない。クレージー博士が案内役をして、トラムに乗って、古代世界を旅するものや、船に乗って、人類の歴史を見るものなど、けっこう楽しく古生史が学べる。


それに、何と言っても目玉は、恐竜博物館。。すごい数のコレクション。圧巻は、大きな古代魚に食べられる小魚ごと化石になっているシロモノ。群集で化石になった魚達。くっきりとわかる三葉虫の化石。。。。数え上げてもきりがない。


博物館には、時代ごとのセクションがあり、スタッフが無料で説明してくれる。(スペイン語のみ)。子供たちは、目を見張って聞き入っていた。中には恐竜博士のような子供もいて、スタッフが出すクイズに、みごとに答えていた少年もいた。うーむ、vengavaleのライバル出現か?


おきまりの恐竜化石もある。vengavaleのお気に入りは、ステゴザウルス。でも、世界で一番大きな恐竜は、「スーパーザウルス」らしい。これは体長30メートルもあったらしい。しかし、残念ながらここにはありません。それを見たい方はアメリカのニューメキシコ州へ行きましょう。


もとい、ディノポリスは、子供なら一日いても飽きないだろう。恐竜好きの大人は、博物館だけでも楽しめる。恐竜ファンのそこのあなた!テルエルへ行ったら、ディノポリスへ行こう!


写真は、ティラノザウルスのレプリカ。その前には小さな遊園地がある。