バルセロナ6−カサ・パトーリョ

vengavale2007-10-24


vengavaleが、前回パルセに来て、行きたかったけど行けないところがありました。その一つが、ここ、カサ・パトーリョ。ガウディのデザインした、アパートメントビルディングです。

以前は工事中で、入場自体できなかったのですが、今は公開されています。ここは、個人的にはサグラダ・ファミリアよりも、面白かったです。

オーディオガイトつきで入場料は16ユーロほど(学割あり)ですが、これは払っても損はありません。階段を登ると、広間につながりますが、このアパートメントのコンセプトは、海。外観は、写真の通り、こうもりの顔や羽のようなものなのですが、中は本当に海の中のようです。

 窓は、通りが見えるよう、工夫されています。楕円の変形のような窓からは通りが見え、通りからも中の様子が見えるようになっています。楽しいパーティなどがここで行われます。天井は、渦を巻いているようなデザインになっていて、まるでディズニーランドのアトラクションの感覚です。

そして、奥に入ると、外のテラスに出られるようになっています。 テラスへ出るドアには、2本の柱があり、通行の邪魔になるのですが、これが海底の町を再現しているのか、天井もなんだかイソギンチャクの口のようなデザインで、この柱も貝柱を模したのかな、などと思ってしまいます。

そして、感動したのが、エレベーター(と階段)から見る、内部のデザインです。 海の青をイメージしていますが、上に行くにつれ、青の色が変わっているのがわかるでしょうか?これは光を計算に入れて、色を変えているんだそうです。

本当にこのアパートは、光を計算に入れ、その光の具合にマッチするように、窓や色が調整されているのです。細部にわたる細かい気配りが、とてもすばらしいです。

そして、屋上。これが、またお菓子の家のようなのです。 ガウディは、敬虔なキリスト教信者。この塔も、十字架なのです。

そして、カサ・ミラの煙突に色を塗ったような、カワイイ煙突たち。 これも色使いが、なんともいえないかわいさなのです。

この家に、実際人が住んでいたのですから、驚きです。それに、途中、「プライベート」と書いてある部屋があるので、もしかしたら、まだ人が住んでいるのかもしれません。まさに、デザイナーズマンションですな。

こんな部屋に住めたら、毎日が楽しいでしょうね。というわけで、願いがかない、とても幸せな気分になって、vengavaleの2回目のバルセロナの旅は、終わりを告げたのでありました。