どれだけのパエージャ作るんだって

vengavale2008-02-11


vengavale、友人とともに、スペイン人のご家庭でランチをご馳走になりました。

少し早めの1時半に到着。ホストのフェルナンドさんは、もうメインのパエージャにとりかかっていました。しかし、こんな大きなパエージャ鍋、本当に家庭で使っているんですね。

今日は全部で11人のお食事です。パエージャは、にんにくの芽、長ネギ、アーティチョークバカラオ(鱈)を炒めて、だしを十分に出してお米を入れます。これをコンロでやるのですが、とうぜんこんな大きな鍋をやっている最中、他のコンロは使えません。いやはや、かなり手順を考えなくてはできない料理です。

パエージャがだいたい用意できたら、あとは炊くだけ。その間に、前菜をいただきました。前菜は、ピクルスやハモン(生ハム)、アーティチョークの煮物などなど。これがまた美味。

アーティチョークは、日本だとかなり高価だし、調理方法もあまりないですが、こちらはいろいろと料理に使います。フェルさんは、お料理上手。本来捨てるはずの、アーティチョークの皮を煮込み、それを濾したスープの中に、ゆでたジャガイモをペースト状にしてこれまた濾しつつ、混ぜます。そうして作ったスープが、第2皿目の前菜。ふあー、これがまた美味。

そして、とうとうメインのパエージャが到着。カメラ用意して!というフェルさんのご要望に応えて撮ったのが、カバー写真。すごい、大きい。いや、鍋が。

そして食べたパエージャがまた、美味。そして、初めて会った人も多いというのに、非常に楽しいパーティとなりました。フェルさんのおうちは、人を呼ぶのが大好きで、よくこうして平日のランチに集まるそう。なんだか、これこそ、人間のあるべき姿って感じがします。

フェルさんは、ジョーク好きで、彼の周りには笑いが絶えません。そして、奥方は日本人の方で、彼女がまたとても面倒見がよい女性。異国での生活は大変でしょうが、それをむしろエンジョイしているって感じの、ポジティブな方でした。

一体、どれだけのパエージャ作るんだって、と思っていましたが、みるみるうちに、鍋は空。おなかも心も満たされて、気づいたらもう5時。長いランチになってしまいました。

本当にご馳走様のご馳走でした。