チコリのグラタンと甘いビール


チコリというと、よくフランス料理などにでてくる、セロリのような、レタスのような、とにかくにがあまい野菜。それは、ベルギーではよく食べられている。今は旬ではないらしいので、すこし味がうすい。夏のほうが、ほんのり甘みがでていいらしい。


さて、そのチコリをグラタンにした料理が、ブリュッセル風。下茹でしたチコリをハムで巻いて、たっぷりのチーズで焼いたグラタン。これが、しつこくなくて、とてもおいしいのだ。言われなければ、この野菜なに?って感じで、チコリをこうしていただく発想さえ出来ないのだが、地元の友人に勧められて、食べることができた。これは、ぜひ女性の方におすすめ。肉の好きな人には、物足りないかもしれないけど。


そして、ベルギービール。こちらは、ビールの名前が表示されたグラスでくるのが常識。ビールによって形も違うので、まあ、ワインと同じ感覚で飲むのですな。でも、vengavaleはビールが大の苦手。あのにがいものを、美味しいと言って飲んでいる大人たちには、いまいちは入れないおこちゃまだ。


しかし、おこちゃまにも飲めるビールがあった。それが「フルーツビール」。これもワインの感覚だが、ビールの振りして、甘いのだ。vengavaleは、すすめられるまま「チェリービール」なるものを飲んでみた。これが、なんともいえず、甘い。でもビールの香がほのかにする。これなら、ビール苦手の人にも、飲めるかも。日本でもグレープフルーツビールとか、確か売り出されて、かなり不評だったらしいが、vengavaleは、応援したい!


チェリービールが正式名称なのかは、いまいちわからない。メニューには、そう書いていないから。でも、地元の人が言っているし、自分で注文したときも「チェリービール」といってすぐわかったので、定番なのだろう。色はアカピンクで、一杯注文すると、250ccくらいの小瓶ででてくる。


ムール貝とちこりのグラタン、そしてチェリービールにチップス。それで、もうお腹いっぱいだ。