2006-01-01から1年間の記事一覧
今日のお泊りはパラドール。Parador de Calahorraは、街中にある、モダンなパラドール。パラドール会員のvengavaleは、さっそくウェルカム・ドリンク券をもらう。そこでワインをいただく。有名なリオハワイン。赤が主流だが、ちょっとvengavaleには苦い。 到…
ソリアから、今夜の目的地リオハ県のカラオラ(Calahorra)に向かう途中の山道。青空の下に突然、緑色の物体が浮かんで見えた。 「な、なんだ、あの大きなものは?」 夢中で、車をあの物体目指して走らせる。山の上までじゃりみちが続いているが、車が入れる…
vengavale、マリア様の無原罪のお宿り祝日(12月8日)と土日を使って、スペインの北リオハ地方から、巡礼の道を西へ、ブルゴスまで行ってまいりました。昨日のサンティアゴねたが、いわば前ふりだったわけです。 さて、マドリッドからミネラルウォーターで有…
もうすぐ、クリスマス。そうなると、どこもかしこも、クリスマスのケーキが街を彩ります。グランビア近くの日曜マーケットでは、ワインやケーキやチーズやアーモンドが、クリスマスセールという名目で安く売られていました。 でも、今日はそのクリスマスの伝…
このところ、アフリカなどから移民がカナリア諸島へ連日密航し、移民問題が深刻化しているスペイン。EU加盟とユーロ通貨統合のおかげで、なんとかヨーロッパ基準に追いつき、いまやバブリーな建築ラッシュで、すっかり先進国のスペインですから、物価と同…
アントニオ・バンデラスがプロデュース、監督した映画だというので、観に行ってみた。タイトルの意味は、「英国人の道」という意味だが、これは主人公達のなじみの店のある通りの名前。 主人公はミゲリートという青年。その友達男性3人と、女性2人がからみあ…
12月といえば、師走。何かと気ぜわしい今日この頃。スペインも例外ではありません。でも、12月のスペインはとにかく祝日が多いのです。こんなんでいいの?と思うくらい、12月に祝日が3日もあります。 その一つが今日、12月6日の憲法記念日。1978年に新憲法が…
たぶんスペインに来たら、やたらとドネル・ケバブ屋が多い事に気付くでしょう。最近日本でも、屋台などで売られているのが目につきますが、ここはトルコやイランから移民たちがケバブ屋を沢山開いています。 スペイン料理だと、ファーストフードというと、堅…
マドリッドの映画街と言えば、グランビアが有名ですが、このごろは日本と同じく、シネコンが進出してきています。都心にあるシネコンは、「ソル」駅の近くにあるシネコンが比較的キレイ。でも、このあたりは犯罪も多く、あまり落ち着いてはいられません。 郊…
vengavale、マドリッドに戻ってまいりました。この頃は、空港のセキュリティも厳しくなり、今まで滞在していた英国とは2時間のフライトなのに、一日がかりでやってくることになってしまいました。 とにかく、英国のテロ未遂事件以後、手荷物で運ぶ場合、全て…
折田先生の逸話は、まだある。あの、秘密警察の親玉のような人の馬の出産を助けて以来、折田先生は、シリアでは誰もが一目置く人となった。でも、完全に自由に活動できるわけではない。F財団からの仕事以外、受けてはいけないという制限があった。もし他の…
獣医であり、考古学者でもある、折田G先生が、英語もアラビア語も話せなかった頃、シリアに来たことがあった。言葉ができないから、周りから総スカン。でも、幸運は突然やってきた。 ある偉い秘密警察のトップ(?)の馬が、お産の難産で苦しんでいたそうだ…
外国にいて、日本語に目覚めることがある。それは、慣れない環境が異化作用して、普段当たり前に感じて不可視になっているものが、可視化する、意識化するという現象だ。失くしてみて、初めてそのモノの価値に気付くっていうのも、ソレに似ている。 今回は、…
イングランド中部はまさしくミッドランド(Mid-land)と呼ばれます。vengavaleが今滞在しているのは、バーミンガムや、シェイクスピアの生誕地ストラトフォード・アポン・エイボンからも近い、レーミントンという街です。 ここは、ほんの小さな町ですが、英国…
クリスマスケーキでよく飾りに使われる、ぎざぎざの緑の葉に、赤くて小さい丸い実。柊(ひいらぎ)です。 英国では、まさしくクリスマスの近づく冬に、この実がつきます。(写真参照) まだ10月でも、もう冬の気配。このごろは、すっかり真冬の寒さです。街中…
英国ケーキというと、生クリームやクロッティドクリームのかかったものを、想像する方も多いだろう。でも、英国のメインは、焼きケーキが多いのだ。 vengavaleが出会ったのは、「エクルズケーキ」(Eccles cake)。イングランド北西にある、Greater Manchester…
きぐるみを着た人たちが、集団で歩いているのをこのごろ良く見かける。なんでだろう? と思ったら、英国では、今週は「笑いの週」(Laugh Week)ということなのだ。 何をするかというと、とにかく笑わせること。日本で言えば、どっきりTV(?) みたいなもん…
日本の漫画は、いまや何ヶ国語にも翻訳されて、大人気である。 英国のある州(country)の公共図書館では、日本の漫画が「第3の文学」(the Alternative Literature)として、置いてある。 しかも、昔のイメージから考えて、海外にありそうなドラえもんや、ドラ…
ゼブラポールペン。http://www.zebra.co.jp/indexf.html でも、なんで「ゼブラ」(しまうま)なんだろう? そもそもボールペンは、名前の通り、ball-pointつまり、ペン先のボールがうまく機能しないと、書き味が悪い。世界レベルだと、日本のボールペンほど…
話にはきいたことがある。でも、実際その時代に生きていた人の実体験は、説得力が違う。 特高。大正から昭和初期の、特別高等警察。当時、外国の文学の翻訳「翻訳モノ」は、読むのを禁止されていた。でも、人々は裏でそっと回し読みをしていたらしい。特に人…
螺鈿というのをご存知だろうか?そもそも、漢字で書かれたら、読めない!これは「らでん」と読むらしい。しかし、「らでん」と言われても、ピンとこない。 螺鈿というのは、貝殻を木に埋め込んで仕上げる、家具や小物のことらしい。昔は、漆を上からキレイに…
11月11日は、英国の戦没者慰霊の記念日でした。 War Memorial Dayとか、ただMemorialとか呼んでいます。 11日には、テレビでエリザベス女王もスピーチしているところが、放映されました。 vengavaleが今滞在している英国中部では、12日に記念のセレモニーが…
もうずいぶん前のことになるが、10月29日のマドリッドでは、ペルー人移民たちによるパレードが行われた。 シスターたちが、ろうそくをもって先導。花を飾った山車に、磔(はりつけ)にされたキリストを描いた絵が飾られている。それを男達がひっぱって、町を…
昨日の「占領下の日本」につづき、今日も彼女のコレクションから一品。 「そんな金、一銭もない」 なんて、修飾される、「一銭」。vengavaleはいままで、言葉上では知っていても、実物を見たことがなかった。それが、外国で見られるなんて、思ってもみなかっ…
えっ?日本が植民地だった?? って、知らない人いますね。正確に言うと、「植民地」でなく「占領」されて、これからどうしようかねえとアメリカの手の中にあったころのお話です。 vengavaleは、ひょんなことから、とても素敵なおばあさんに出会いました。彼…
カソリックの国のカレンダーには、毎日誰かの聖人の日になっている。日本で有名なのは、2月14日の聖バレンタインの日。バレンタインデーだ。 だから、カソリックの人たちは、自分の誕生日の聖人を、守護人として大事にするのだ。 でも1日だけ、特別な日があ…
お蔭様で、このブログも1万ヒットを超えました!長期に渡る中断にもかかわらず、VAMOS!海外小ネタ集を読んでくださっている、みなさま。本当にありがとうございます。その一万ヒットを記念(?)しまして、vegavaleいちおしの本、音楽、映画、グッズなどを紹…
*p1*[文化] コンスエグラ3−金よりも高いサフラン 10月の最終週には、ここコンスエグラは、「サフラン祭り」が行われます。今年は10月27日〜29日でした。 サフランというのは、クロッカスの花で、その花のめしべがサフランの材料になります。一つの花から、3…
風車の脇にある、1677年建設されたコンスグエラ城(Castillo de Consuegra)。2ユーロで、中が見学できます。入り口を入ると、馬をとめておく部屋があり、その奥は長い空洞の部屋、礼拝堂、チャペルなどを経て、屋上に出られます。中は改装されて、昔のたたず…
スペインといえば、ドン・キホーテ。ディスカウントストアではありません。でも、観光客がよく訪れる、ここコンシグエラは、ドン・キホーテの舞台ではないのですが、同じラ・マンチャ地方にある、比較的美しい風車とお城がそろっているので、人気があります。 …